大手企業セガサミーが米オンラインカジノ事業へ
大手ゲームメーカーとして知られるセガサミーホールディングスが、米国のオンラインカジノ市場に参入を着々と進めています。日本国内ではオンラインカジノの合法化の動きはまだ見られず厳しい取り締まりが続く中、日本の大手企業がアメリカでのオンラインカジノ(igaming)市場に挑戦です。
本記事では、これまでのセガサミーのオンラインカジノ事業参入の背景やこれまでの動き、または今後の考察や日本での影響について考えていきます。
オンラインカジノ市場の成長性
オンラインカジノ(iGaming)は、スポーツベットなども含むオンラインで行われるギャンブルのことを指しますが、2020年のコロナ禍で外出制限が世界中で課され、人々が室内で行うことができる余暇の一つとしてその人気を急速に加速させました。
さらに同時に世界中で合法化も進み、今や世界規模での急成長ビジネスの一つとなっています。
特に米国では次々にたくさんの州でオンラインカジノが合法化されたことで現在急成長しており、その市場規模の大きさから世界中の企業が注目しています。
これに伴い、セガサミーはゲーム開発に突出したノウハウを活かし、さらに早期にこの事業に参入することで高い競争優位性を確保しようとしているのです。
セガサミーのこれまでの動き
セガサミーは2024年7月26日に、B2B iGamingコンテンツサプライヤー事業を展開するStakelogic社(本社オランダ)を買収しています。
gamebizによると、既にStakelogic社はアメリカのいくつかの州でライセンスを取得しており、更なる事業規模の拡大を目指しています。
さらにStakelogic社の他にも、セガサミーは米国にてB2Bプラットフォームを展開しているGAN社も2023年11月に買収しており、セガサミーがアメリカで成功を収めるための重要な要素となると予想されています。
日本での反応
セガサミーのオンラインカジノ事業への参入に関しては2023年頃から話題となっていましたが、2024年12月12日にビジネスジャーナルがこの件に関する記事を掲載したことにより、日本でオンラインカジノに関心がある人の中でも注目が高まっています。
現在はオンラインカジノを含むiGamingは日本国内では合法化されていませんが、日本の大企業が海外で同事業に参入することによって、次第に日本でも合法化されるのではないかとの期待の声も上がっています。以下はX(旧Twitter)での実際の声です。
📰セガサミーがオンカジ参入⁉️📰
— アンノウン@出稼ぎポーカー ch. (@unknown_mtvrs) December 12, 2024
セガサミーホールディングスがオンラインギャンブル事業への参入を計画しているとのこと。まずはアメリカ市場で展開して、そのうち日本へ逆輸入されてきそう🤔
大阪カジノのオープンに合わせて政府認可のオンラインカジノになる感じかなhttps://t.co/o7m80YFwOt
でも国内から法律上?プレイ不可というね
— SHIN (@ss34486323) December 12, 2024
賄賂渡したらぱちんこみたいにプレイOKになるのかな?
セガサミーがオンラインカジノ事業の開拓準備へ https://t.co/Dhqdb99aqP @biz_journalより
今後の動きに期待
日本国内ではまだ合法化されていませんが、世界的に見てオンラインカジノは急発展しているビジネスの一つですので、日本の誰もが知る大手企業のセガサミーがアメリカでの事業参入をすることは日本の企業の発展の面から見ても良いことですね。
ぜひアメリカでの事業で成功を収め、いつか日本で合法化された際にはぜひ活躍して欲しいものです。
現状では日本からも海外のオンラインカジノに接続して賭博を行うことは実質的に可能になっており、日本のお金が海外の企業にどんどん流れていっている状況です。既に日本ではオンラインカジノのユーザーは250〜350万人と言われていることから、撲滅することは現実的に考えて難しいと言えます。そうなれば、いっそ合法化して国が管理するライセンス規制などを設け、日本の企業に活躍してもらうのが理想のシナリオと言えるのではないでしょうか。
今後もセガサミーの動きに注目です!