オンラインカジノ関連の逮捕 まとめ
2023年ごろからオンラインカジノに関係した逮捕事例(Youtuberや決済業者)が増え、日本でも大々的に報道され注目が集まりました。
海外で合法的に運営しているオンラインカジノを取り締まる法律は無く野放しにされていた日本のオンラインカジノですが、警察もここからより厳しく取り締まっていく様子が伺えます。本ページでは、今まで起こった逮捕の件にいてお伝えしていきます。
本ページの目次📌
- 吉本の芸人2人がオンラインカジノ利用で警察からの事情聴取 (2025年2月5日)
- 組織犯罪処罰法違反の疑いで3人逮捕(2025年2月4日)
- SNSで勧誘行為、常習賭博容疑で男女4人を逮捕(2025年1月30日)
- 卓球の丹羽選手がオンラインカジノを利用し書類送検 (2025年1月29日)
- 大阪でオンラインカジノ店5店舗41人逮捕(2025年1月20日)
- リバトンの11人「組織的常習賭博罪」で書類送検(2025年1月20日)
- 一般利用客57人書類送検(2024年11月)
- マネーロンダリンググループ「リバトン」事件
- 卯月ちゃんねる。(アフィリエイター)逮捕
- 暴力団幹部「用心棒」逮捕
- Youtuber勇者トロ逮捕
- Youtuberストマック逮捕
- DORA麻雀運営者逮捕
- スモウペイ(SUMO Pay)事件
- Youtuber「りゅーき」逮捕事件
- ドリームカジノ事件
- スマートライブカジノ事件
- オンラインカジノを安全に利用するには?
吉本の芸人2人がオンラインカジノ利用で警察からの事情聴取
2025年2月5日に、双子のお笑いコンビ「ダイタク」の吉本大と「9番街レトロ」のなかむら★しゅんが任意で警視庁の事情聴取を受けたことの報道がありました。この日、所属事務所の吉本興業は公式サイトを通じてコンプライアンス違反の可能性があるため、外部弁護士らと協力しながら事実関係を調査していると発表した。また、事実が確定するまでの間、一部の所属タレントの活動を自粛するとしている。
参照: https://www.nikkansports.com/e...
現時点で逮捕や書類送検などの話は出ていません。
組織犯罪処罰法違反の疑いで会社役員ら3人逮捕
オンラインカジノへの資金のマネーロンダリングを行なったとして、東京都文京区の会社員である吉原秀明ら3人が逮捕されました。
警察は、カジノの「決済代行役」として1年間でおよそ47億円の利益を得ていたとみて捜査を進めています。
参照: https://www3.nhk.or.jp/news/ht...
警察は3人の認否を明らかにはしていません。
日付 | 2025年2月4日 |
逮捕者 | 吉原秀明(44)ら3人 |
罪状 | 組織犯罪処罰法違反 |
刑罰 | 明らかになっていない(2025年2月4日時点) |
その他 |
SNSで勧誘行為、常習賭博容疑で男女4人を逮捕
岡山県警は1月30日に、SNSで海外のオンラインカジノに勧誘し、常習的に賭博をしたとして、名古屋市中川区の村松壮一容疑者(41)ら男女4人を逮捕しました。
村松容疑者らはカジノエックスなどとアフィリエイト契約を結んでおり、約100人ほどにサービスの利用者登録をさせたと報じられています。
参照: https://www.sankei.com/article...
逮捕されたのは村松容疑者のほか、大阪府豊中市の鵜崎颯馬容疑者(34)、岡山市北区の古川若菜容疑者(29)、名古屋市千種区の成田拓真容疑者(33)です。
日付 | 2025年1月30日 |
逮捕者 | 村松壮一容疑者(41) 鵜崎颯馬容疑者(34) 古川若菜容疑者(29) 成田拓真容疑者(33) |
罪状 | 常習賭博 |
刑罰 | 明らかになっていない(2025年2月4日時点) |
その他 |
卓球の丹羽選手がオンラインカジノを利用し書類送検
2021年東京五輪の卓球男子団体で銅メダルを獲得した丹羽孝希選手が、海外のオンラインカジノで賭けたことから、千葉県警は賭博容疑で書類送検したことが1月29日に明らかになりました。
また西日本放送によると、丹羽選手が所属している岡山リベッツは丹羽選手を契約解除にしたとのことです。
参照: https://www.nikkei.com/article.../ https://news.ntv.co.jp/n/rnc/c...
書類送検は1月20日付で、捜査関係者によると起訴を求める厳重処分の意見を付けたそうです。
日付 | 2025年1月20日 |
逮捕者 | 丹羽孝希(30) |
罪状 | 賭博罪容疑(書類送検) |
刑罰 | 明らかになっていない(2025年2月4日時点) |
その他 |
大阪の店舗型オンラインカジノ5店で41人逮捕
大阪府警は1月20日までに、違法なオンラインカジノ店(5店舗)で、経営者とみられる久井遊紀容疑者(43)や客ら20〜60代の男女41人を常習賭博の疑いなどで逮捕しました。
久井遊紀容疑者は「DOUBLE」や「JACK」などと呼ばれるような実店舗型のオンラインカジノ店を営業し、実態としては客が店でポイントを購入し、パソコンからオンラインカジノに接続。そこでさらに獲得したポイントを店で換金していたそうです。
逮捕された41人のうち24人は釈放されている模様。
参照: https://www.nikkei.com/article.../ https://news.yahoo.co.jp/artic...
府警は久井容疑者の認否は明らかにしていませんが、幹部が暴力団組織「トクリュウ」(匿名・流動型犯罪グループ)と繋がりがあるとみて捜査を進めています。
日付 | 2025年1月20日 |
逮捕者 | 久井遊紀容疑者(43)ら41人 |
罪状 | 常習賭博 |
刑罰 | 明らかになっていない(2025年1月23日時点) |
その他 | 逮捕された41人のうち24人は釈放 |
リバトンの11人「組織的常習賭博罪」で書類送検
マネーロンダリングの件で話題になっているりバトングループのリーダーら男11人が、今回は「組織的常習賭博罪」で書類送検されました。オンラインカジノでの「組織的常習賭博罪」は今回が初めてのこと。
警察は11人の認否を明らかにしていません。
参照: https://news.ntv.co.jp/n/ctv/c.../ https://topics.smt.docomo.ne.j...
この件だけでの逮捕や起訴はまだ報じられていませんが、既に幹部の石川宗太郎被告(36)ら男6人は詐欺などの罪で起訴されています。警察は、捜査を進めていく中でこの11人のグループとしての関与が立証できると判断し、常習賭博罪(3年以下の懲役)より罪が重い組織犯罪処罰法(5年以下の懲役)の適用に踏み切ったとの報道がされています。
日付 | 2025年1月20日 |
逮捕者 | 石川宗太郎被告(36)ら11人 |
罪状 | 組織的常習賭博罪 |
刑罰 | 明らかになっていない(2025年1月23日時点) |
その他 | 幹部の石川宗太郎被告(36)ら男6人は詐欺などの罪で起訴済み |
一般利用客57人書類送検(2024年11月)
警視庁が11月26日までにオンラインカジノで賭博を行った利用客57人を賭博容疑で書類送検したとの報道がありました。逮捕者が出たという報道は現時点で確認できていません。
警察は海外の運営者に賭け金を送金するなどしていた決済代行業者を2023年に摘発し、その後サイトの利用客についても特定を進めていました。立件される利用客は全国でおよそ130人になる見通しとのこと。
参照: https://www3.nhk.or.jp/news/ht...
書類送検の報道しか出ていないため、逮捕者が出たかどうかは現時点では不明です。
マネーロンダリンググループ「リバトン」事件
「リバトン」と呼ばれる資金洗浄グループは、オンラインカジノの収益をマネーロンダリング(資金洗浄)するために、他人名義のペーパーカンパニーを設立し、銀行口座を不正に開設していたとされています。 このグループは、闇バイトを利用して約4000以上の口座開設に関与していたとみられています。2024年11月、リーダーの石川宗太郎容疑者(35歳)ら11人が、オンラインカジノで得た資金の洗浄に使用するため、ペーパーカンパニーを設立し、銀行口座を不正に開設した詐欺の疑いで再逮捕されました。
参照: https://www.asahi.com/articles... / https://news.ntv.co.jp/categor... / https://news.infoseek.co.jp/ar...
日付 | 2024年5月〜 |
逮捕者 | 石川宗太郎(35)、池田隆雅(38)ら11人 |
罪状 | 詐欺罪、常習賭博罪、組織犯罪処罰法違反など |
刑罰 | 起訴内容を認めている(2024年9月26日時点) 参考https://www.nikkei.com/article... |
その他 | 無し |
卯月ちゃんねる。(アフィリエイター)逮捕
2024年9月19日に、ベラジョンカジノとアフィリエイト契約を行っていたYoutuber、卯月ちゃんねる。の伊達智美容疑者が常習賭博幇助の疑いで埼玉県警に逮捕されました。
伊達容疑者は、勧誘した客の負けた額の約30パーセントをベラジョンから受け取っていたほか、宣伝の動画を1本投稿するごとに約7万円を広告費として受け取っていたそうです。オンラインカジノとアフィリエイト契約を結び、オンラインカジノに勧誘した疑いで逮捕者が出るケースは、全国で初めてだそうです。調べに対しては、「違法だとは思わなかった」などと話して容疑を否認しているということです。
参照 : オンラインカジノ「ベラジョンカジノ」の宣伝動画を投稿し勧誘か 全国初摘発として34歳の女を逮捕 埼玉県警 https://newsdig.tbs.co.jp/arti...
日付 | 2024年9月19日 |
逮捕者 | 伊達智美(34) |
罪状 | 常習賭博幇助 |
刑罰 | 明らかになっていない(2024年9月19日時点) |
その他 | 無し |
暴力団幹部「用心棒」逮捕事件
2024年8月22日に、愛知県警が山口組弘道会系の暴力団幹部の男(日比野寛一容疑者)ら二人を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)と賭博開帳図利ほう助容疑で逮捕しました。この男性はスマホのオンラインポーカーを利用して開かれた賭博場の運営に対し、「用心棒」になる約束をして105万円を受け取っていたようです。
警察は同年5月にこのオンライン賭博を摘発しています。(PP poker)※PP poker自体は賭ける機能はなくただのポーカーゲームですが、裏で金銭のやりとりが行われていました。
参照 : オンラインカジノで「用心棒代」、容疑の組幹部を逮捕…愛知県警が全国初 https://www.yomiuri.co.jp/nati...
日付 | 2024年8月22日 |
逮捕者 | 日比野寛一(59), 平野将人(43) |
罪状 | 組織犯罪処罰法違反、組織犯罪処罰法違反幇助 |
刑罰 | 明らかになっていない(2024年8月22日時点) |
その他 | 無し |
Youtuber勇者トロ逮捕事件
2024年6月21日に、岐阜県養老町に住む自称Youtuberの「勇者トロ」こと石川翔多朗容疑者(32)が常習賭博の容疑で逮捕されました。去年4月、匿名の男性から警察に「オンラインカジノをしている様子を動画で配信している」と情報提供があり、警察が金の流れを確認し逮捕に至ったようです。
参照 : 「俺逮捕されんの?」自称・YouTuberの32歳男を常習的に賭博した疑いで逮捕 ネットカジノの様子を動画配信かhttps://www.fnn.jp/articles/-/...
逮捕に至った大きな理由✍️
勇者トロ氏は海外のオンラインカジノに日本から接続して賭博を行っている様子を自身のYoutubeに投稿しており、それをきっかけに逮捕されることになりました。
日付 | 2024年6月21日 |
逮捕者 | 石川翔多朗(勇者トロ) |
罪状 | 常習賭博 |
刑罰 | 明らかになっていない ※初公判で起訴内容は認めたそうです(2024年9月9日時点) |
その他 | 無し |
Youtuberストマック逮捕事件
2024年2月29日に茨城県警は、競馬Youtuberとして知られていた「ストマック」こと藤野正一容疑者を常習賭博の疑いで逮捕しました。藤野容疑者は競馬などギャンブル関連の動画をユーチューブなどで配信しており、ユーチューブチャンネルの登録者数は29日時点で約12万7千人と影響力があったことがわかります。
実際に2022年の10月に、視聴者から県警に情報提供があったようで、そこから捜査が始まっているようです。
参照 : オンラインカジノを実況配信、常習賭博容疑でユーチューバーを逮捕:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles...
逮捕に至った大きな理由✍️
ストマックは逮捕当時、日本ではなく東南アジアに滞在をしていましたが、日本にいた時にオンラインカジノに接続して賭博を行っている様子を自身のYoutubeに投稿しており、それをきっかけに日本に帰国した際に逮捕されることになりました。
日付 | 2024年2月29日 |
逮捕者 | 藤野正一(ストマック) |
罪状 | 常習賭博 |
罪状 | 懲役1年、執行猶予3年(求刑・懲役1年) |
その他 | 無し |
DORA麻雀の運営者逮捕事件
2024年2月18日に、京都府警が「DORA麻雀」を運営していたと見られる7人を逮捕しました。海外でライセンスを取得しているオンラインカジノで運営者が逮捕された事例はこれが初めて。京都府警は賭博開帳図利(とばくじょうかいちょうとり)の疑いで、米国籍の会社員のランダル・アーロン・アシャー容疑者ら7人を逮捕しました。
さらに、それと同時にDORA麻雀のファンサイトを運営していた人の家に警察が押しかけるなんてこともあったそうです(常習賭博の疑いで)。現在はそのサイトの記事は削除されてしまっていますが、もしSNSなどに実際にプレイしている様子などを載せてしまっている人は、削除する方が良いかもしれません。
参考 : オンラインカジノ運営、海外サイトを全国初摘発 23億円入金か、容疑で7人逮捕 | 京都新聞 https://www.kyoto-np.co.jp/art...
逮捕に至った大きな理由✍️
DORA麻雀はマン島からライセンスを取得して海外で運営されていたオンライン賭け麻雀サービスですが、何と運営の一部が日本で行われていたようです。いくらライセンスが海外であろうと、日本で運営が行われることは明らかに違法ですので、そのことが今回の逮捕に至った理由でしょう。しかし、X(旧Twitter)ではDORA麻雀の公式アカウントが以下のようなツイートをしており、運営自体は止めないようです。そのため今後も何かアップデートがある可能性があります。
会社からの公式声明をさせていただきます。
— DORA麻雀【公式】 (@japan_dora) February 23, 2024
DORA麻雀は100%ヨーロッパで所有・運営している会社です。
オペレーションとホスティングはヨーロッパから行われております。
弊社は、ヨーロッパにてオペレーションならびにカスタマーサポートチームがあり、世界中のお客様をサポートしております。
日付 | 2024年2月18日 |
逮捕者 | DORA麻雀の運営に関わったとされる7名 |
罪状 | 賭博開帳図利 |
刑罰 | 明らかになっていない(2024年3月6日時点) |
その他 | 府警などは客6人を含む十数人に対し、賭博の容疑で捜査している |
スモウペイ(SUMO Pay)事件
2023年9月26日に警視庁保安課は、オンラインカジノ決済代行「スモウペイ」の元実質経営者2名を常習賭博ほう助容疑で逮捕したと発表しました。オンラインカジノの決済代行業者を摘発するのは今回が全国で初めてです。
警視庁はサイトが海外にあっても日本から接続して利用した場合は違法と述べており、警視庁はスモウペイはユーザーが違法である賭博行為にお金を送金することを分かった上でその手助けを行ってたとし、常習賭博のほう助罪に当たると判断したそうです。
参考 : 海外オンラインカジノの決済代行業者を摘発 常習賭博幇助の疑いで初:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles...
またその後、容疑者が管理する第三者の法人名義の口座に資金を送金し、犯罪収益を得る事実を隠した疑いで、組織犯罪処罰法違反でも再逮捕されています。
参考 : オンラインカジノへの入金を隠した疑い 元決済代行業者の男を再逮捕:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles...
逮捕に至った大きな理由✍️
今回スモウペイの幹部が逮捕に至った理由は、運営が日本で行われていたから。その他の決済業者などは国外で運営されているものが多く、摘発は難しいとされています。今回は客の送金履歴などの捜査からスモウペイを特定する事ができたそうです。
日付 | 2023年9月26日 |
逮捕者 | 決済代行業者スモウペイの元実質経営者とシステム開発を担当した2名 |
罪状 | 常習賭博ほう助 |
刑罰 | 明らかになっていない(2023年10月6日時点) |
その他 | 関連会社の元従業員で、31~53歳の男女5人も27日に同容疑で東京地検に書類送検 同時に男性利用者21人も賭博容疑で書類送検 |
Youtuber「りゅーき」逮捕事件
2023年9月7日にオンラインカジノ系ユーチューバー「りゅーき」こと宮田隆季さんが、常習賭博の疑いで逮捕されました。宮田さんは2019年11月ごろから自身が運営する「寝る前にch」にてオンラインカジノのスロットをプレイする様子を配信しており、さらにカジノサイトの運営側から動画配信の見返りに報酬を貰う契約をしていました。
その後、9月26日に千葉県警は略式起訴とし、罰金50万円を命じました。宮田さんは即日納付しています。
参考 : オンラインカジノのプレー動画を配信、3千万円得る 賭博罪、動画配信業の男性に罰金50万円 千葉区検 https://www.chibanippo.co.jp/n...
逮捕に至った大きな理由✍️
今回はやはり、宮田さんが日本に居住しているにもかかわらず身元を隠さずにオンラインカジノの配信を行っていたことが原因でしょう。過去にオンラインカジノをプレイしたことで逮捕された人たちも、IDなどをSNSで公開していたことで特定された経緯があるため、身元を公開しているインフルエンサーということで警察にも目をつけられていたのでしょう。
日付 | 2023年9月7日 |
逮捕者 | オンラインカジノ系ユーチューバー「りゅーき」こと宮田隆季さん |
罪状 | 常習賭博 |
刑罰 | 罰金50万円 |
その他 | なし |
ドリームカジノ事件
2016年6月10日に、「ドリームカジノ」というキュラソーからライセンスを受けて運営していたオンラインカジノの運営者ら5人を常習賭博容疑で逮捕しました。無店舗型オンラインカジノの運営者が逮捕されるのは全国初のことでした。
逮捕に至った大きな理由✍️
海外で運営していたら逮捕できないんじゃないの?と思った方も多いのではないでしょうか。ドリームカジノはキュラソーからライセンスを受けていましたが、サポートが日本語のみであったことや運営自体は日本の大阪で行われていました。そのことを受けて、警察は日本で運営されているカジノとして逮捕に至りました。
日付 | 2016年6月10日 |
逮捕者 | 「ドリームカジノ」運営者5名 |
罪状 | 常習賭博 |
結果 | 4人が起訴され3人が有罪となり、1人は賭博ほう助で起訴猶予。会社役員1人には懲役3年(執行猶予4年)と約750万円の没収。従業員2人には懲役1年6カ月(執行猶予3年)となりました。残る一人の判決は明らかになっていません。 |
その他 | プレイヤーたちは逮捕はされませんでしたが、警告と資金を没収されるという事態になりました。 |
スマートライブカジノ事件
オンラインカジノ界隈の人ならこの件は知っている人は多いのではないでしょうか。2016年の3月10日にスマートライブカジノを利用したユーザーが3人逮捕された事件で、個人が自宅のパソコンでオンカジを利用しているケースとして初めて賭博罪で逮捕されました。しかしそのうち1人が逮捕が不当なものであるとして裁判に挑み、不起訴となったことから話題となりました。
逮捕に至った大きな理由✍️
スマートライブカジノは英国で運営されていましたが、警察はディーラーが日本人であったことや日本人専用テーブルがあったこと、サービスが日本時間に合わせて提供されていたことから日本で運営されているとみなしたそうです。
さらにこの3人は自身がプレイしている様子をID番号の写ったスクリーンショットなどをSNSにアップロードなどを行っていたことから特定されることになりました。
1名が不起訴になった理由✍️
逮捕された3名のうち1名が裁判に挑み不起訴になった理由としては、海外で合法的にライセンスを取得している胴元を逮捕することはできず、よってそのユーザーも処罰することはできないとのことでした。賭博行為における刑事責任は主に胴元側にあり、ユーザーの責任はそれに付随する形だそうです。
日付 | 2016年3月10日 |
逮捕者 | 「スマートライブカジノ」利用者3名 |
罪状 | 単純賭博罪 |
結果 | 2人は単純賭博罪として略式起訴、10万〜20万円の罰金 |
オンラインカジノを安全に利用するには?
日本人がオンラインカジノを利用することにおいて、警察も非常に厳しくなっておりユーザーの方も不安に思うでしょう。ここからはオンラインカジノを安全に利用するにあたって気をつけたいポイントを抑えていきます。
- ✔️日本国内から遊ことは避ける
現在警視庁は、海外で運営されているオンラインカジノでも日本からアクセスを行なった場合は違法に当たると述べています。そのため日本国内からアクセスするのは避け、日本に住んでいる人は海外に訪れた際などに利用するようにしましょう。
また、海外にお住まいの日本人の方は、その国の法律に沿ってプレイするようにしましょう。
- ✔️日本に拠点をおいているオンラインカジノや決済業者は利用しない
上記でも述べたように、何かしら日本で運営しているオンラインカジノに関係するサービスを利用する場合は逮捕の対象になる確率が非常に高いです。その為オンラインカジノを利用する場合は、必ず運営がどこで行われているかを調べましょう。決済業者も同じくです。
- ✔️個人を特定される情報は、オンラインカジノ上のチャットには書き込まないこと
誰からも観覧することが可能なオンラインカジノのチャット機能などには、個人を特定できる情報は必ず入力しないようにしましょう。警察が監視している可能性もあります。
- ✔️オンラインカジノをプレイしているということを、SNSなどに載せないこと
スマートライブカジノ事件のように、SNSにて自信がオンラインカジノをプレイしたことを掲載すると、身元が特定されてしまう可能性が高くなります。必ずそういった情報はSNS上で発信しないようにしましょう。